このページでは前川製作所が展開するCO₂ヒートポンプ式デシカント除湿機「chris」について解説します。
C級冷蔵庫や荷捌き室・接車バース・食肉センターのカット室・アイススケート場などといったあらゆる場面で活躍し、さまざまなシーンにおいて「もや」や床の濡れ・水たまりを解消してくれます。冷却除湿方式では行うことが難しい露点温度0℃以下の空気を供給することができるため、低温環境下においてカビや錆の発生を防いでくれます。
これまでデシカントの再生熱源といえば電気ヒーターや蒸気が使われていました。さらに吸着後の乾燥空気は温度が上昇することからチラーも必要とされていましたが、エネルギーの消費量が非常に大きなものになってしまうため顧客にとって大きなコスト負担が生じていました。しかしchrisはヒートポンプ方式を採用しており、1台で冷却・加熱の両方を行えるため消費電力を減らすことが可能です。
chrisは付帯設備を必要としないことから、動力線とダクトさえ確保することができれば設置してすぐに運転することが可能です。再生熱源に用いるヒートポンプの冷媒は温暖化係数が低い自然冷媒のCO2を用いているため、コンパクトにエコへの取り組みも行えるソリューションとなっています。
| 除湿量(kg/h) | 約42kg/h |
|---|---|
| 対応空気量(m³/h) | 約7,000㎥/h |
| 最低到達露点(℃) | -5℃ |
| 再生熱源の種類 | ヒートポンプ方式 |
| デシカント媒体の材質 | ー |
| 本体構造材の材質 | ー |
| サイズ | W2,260×L4,490×H2,480mm(突起部含む) |
「chris」の導入事例として、ハムやソーセージを生産する会社の茨城工場が紹介されています。導入したことにより工場内のドライ化を実現し、機器に湿気が溜まって起こるような電気系統のトラブルがほとんどなくなったとの声が挙がっています。
CO2ヒートポンプ式デシカント除湿機の「chris」は低温下で除湿が求められる冷凍・冷蔵倉庫をはじめ、食肉工場やスケート場などを中心に納入されており、順調に稼働しながら「体験したことのない空間」といった評判も得たことがあります。今後も顧客ニーズに応じた省エネ機器の開発を進めており、更なる課題解決が期待されます。
デシカント空調が求められる現場は多岐にわたり、目的に応じて必要とされる性能も異なります。自社に適切な製品を選ぶことで、品質維持や衛生管理の向上、コスト削減にもつながります。
このメディアでは、「チルド食品の冷却包装」「有機EL製造」「冷蔵ショーケースの結露対策」3つの目的別におすすめのデシカント空調をご紹介。導入を検討している方はぜひチェックしてください。
前川製作所は産業機械の製造や工場・プラントに関する設計やエンジニアリングを取り扱う会社です。創業から続く「人類に奉仕する」という理念のもと進化を続けており、熱を中心としたメーカー型エンジニアリングを展開しています。
| 会社名 | 株式会社前川製作所 |
|---|---|
| 設立 | 大正13年(1924年) 5月15日 |
| 資本金 | 10億円 |
| 従業員数 | 国内従業員数(単体)2,058名、海外グループ従業員数3,237名(2024年12月時点) |
| 事業内容 | 産業用冷凍機、ヒートポンプ、各種ガスコンプレッサーの開発・製造・販売/食品加工機械等の開発・製造・販売/上記に付帯する装置・システムの開発・製造・販売/食品・物流等各種プラントの設計・施工・メンテナンスおよび改良工事 |
| 本社所在地 | 東京都江東区牡丹3-14-15 |
| TEL | 03-3642-8181(代表) |
| 公式サイト | https://www.mayekawa.co.jp/ |
画像引用元:株式会社ティーネットジャパン公式HP
(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/contents/products/kathabar/)
0℃付近で高い省エネ効率(乾式デシカント比約40%削減※1)を発揮し、低温環境での運用コストを大幅に削減。霜取り運転も不要なため安定した稼働が見込めます。
特殊溶液が結露・粉じんを抑え、製品トラブルを予防。除菌性(食塩水相当)により空気中の菌も除去※2し、HACCPにも対応可能です。
画像引用元:株式会社西部技研公式HP
(https://seibu-giken.com/products/287/)
機能性ハニカム構造を製造する技術と、特殊シリカゲルや合成ゼオライトを使用することにより、-90℃DPという超低露点に対応します。
クリーンブースの一体設計が可能。湿度制御の精度を高めることで、恒常的な超低湿制御が前提となる有機EL製造に対応できます。
画像引用元:日本特殊陶業公式HP
(https://niterra-air.com/)
天井埋め込み型なので店内の景観を損なわず、最短1日の夜間工事※3で設置が完了。営業への影響を抑えた導入が可能です。
独自開発の除湿素材を活用し、店内の湿度を40〜50%に保つことで、冷蔵ショーケースの曇りや結露の発生を抑えやすい空調環境を整えます。
※1 108.8kW→61.9kW 参照元:ティーネットジャパン公式HP(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/files/products_kathabar/comparison_table.pdf)
※2 実証実験による結果。測定場所:某ビール工場 測定日時:1998年7月7日 測定機器:RCSエアーサンプラー(密閉状態で測定)
参照元:ティーネットジャパン公式HP(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/contents/products/kathabar/)
※3 1台で約1日(スーパーマーケットの場合、閉店後~翌開店前まで)で設置可能。 参照元:日本特殊陶業株式会社公式HP(https://niterra-air.com/faq/)