ここでは、菱熱工業が提供するデシカント空調「ドライ・イット」について、製品の特徴や導入用途などをご紹介します。
低温環境でも高い除湿性能を発揮するコンデンス式除湿機です。特許取得のコンデンス方式により、熱交換器を2台内蔵し、効率的な除湿を行う事が可能です。再生時の熱漏れが少なく、夏季・冬季を問わず安定した性能を維持可能。結露対策や湿度管理が必要な施設で活用できます。
本体寸法約430×510×320mm、質量約6kgのコンパクトな天吊型設計も特徴のひとつ。床面積を有効活用できます。軽量のため天井の点検口からの設置も可能です。工場や倉庫などの限られたスペースでも効率的に除湿が行えます。また、オプションのマルチホースを使用することで、風向きの調整も可能です。
低価格帯で購入することができるので、まずは1台から導入し、効果を確認しながら必要に応じて複数台の追加設置が可能な「スモールスタート」を行うことも可能です。初期投資を抑えつつ、施設の結露対策や湿度管理を段階的に進めることができます。設備投資に慎重な施設や、効果を見極めながら柔軟に導入を進めたい企業にとっても、活用しやすいです。
除湿量(kg/h) | 約8kg /日※時間単位は不明(室温20℃ 相対湿度70%条件) |
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対応空気量(m³/h) | ー |
最低到達露点(℃) | ー |
再生熱源の種類 | ー |
デシカント媒体の材質 | ー |
本体構造材の材質 | ー |
サイズ | W 427×D 506×H 317 mm |
菱熱工業の「ドライ・イット」は、コンデンス式による安定した高除湿性能を持つ小型・軽量の天吊型デシカント空調です。省スペース設置が可能で、低価格設計により1台からスモールスタートが可能。結露対策や湿度管理の効果を確認しながら導入できます。
デシカント空調が求められる現場は多岐にわたり、目的に応じて必要とされる性能も異なります。自社に適切な製品を選ぶことで、品質維持や衛生管理の向上、コスト削減にもつながります。
このメディアでは、「チルド食品の冷却包装」「有機EL製造」「冷蔵ショーケースの結露対策」3つの目的別におすすめのデシカント空調をご紹介。導入を検討している方はぜひチェックしてください。
1966年に設立された冷熱エンジニアリング企業で、食品プラントの設計・施工を中心に、空調換気設備や環境改善装置など多岐にわたる技術サービスを提供しています。「ドライ・イット」などのデシカント空調システムをはじめ、結露対策や省エネソリューションなど、現場の課題解決に特化した提案力が強みです。
会社名 | 菱熱工業株式会社 |
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設立 | 1966年2月 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 119名(2025年9月14日調査時点) |
事業内容 | 冷熱エンジニアリング総合企業 冷熱プラント、冷熱機械、環境装置、冷凍冷蔵、空調衛生設備のエンジニアリング、コンサルティング、設計、製造、施工、メンテナンス |
本社所在地 | 東京都品川区北品川6-7-29 ガーデンシティ品川御殿山 |
TEL | 03-6456-4201 |
公式サイト | https://www.ryonetsu.com/ |
画像引用元:株式会社ティーネットジャパン公式HP
(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/contents/products/kathabar/)
0℃付近で高い省エネ効率(乾式デシカント比約40%削減※1)を発揮し、低温環境での運用コストを大幅に削減。霜取り運転も不要なため安定した稼働が見込めます。
特殊溶液が結露・粉じんを抑え、製品トラブルを予防。除菌性(食塩水相当)により空気中の菌も除去※2し、HACCPにも対応可能です。
画像引用元:株式会社西部技研公式HP
(https://seibu-giken.com/products/287/)
機能性ハニカム構造を製造する技術と、特殊シリカゲルや合成ゼオライトを使用することにより、-90℃DPという超低露点に対応します。
クリーンブースの一体設計が可能。湿度制御の精度を高めることで、恒常的な超低湿制御が前提となる有機EL製造に対応できます。
画像引用元:日本特殊陶業公式HP
(https://niterra-air.com/)
天井埋め込み型なので店内の景観を損なわず、最短1日の夜間工事※3で設置が完了。営業への影響を抑えた導入が可能です。
独自開発の除湿素材を活用し、店内の湿度を40〜50%に保つことで、冷蔵ショーケースの曇りや結露の発生を抑えやすい空調環境を整えます。
※1 108.8kW→61.9kW 参照元:ティーネットジャパン公式HP(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/files/products_kathabar/comparison_table.pdf)
※2 実証実験による結果。測定場所:某ビール工場 測定日時:1998年7月7日 測定機器:RCSエアーサンプラー(密閉状態で測定)
参照元:ティーネットジャパン公式HP(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/contents/products/kathabar/)
※3 1台で約1日(スーパーマーケットの場合、閉店後~翌開店前まで)で設置可能。 参照元:日本特殊陶業株式会社公式HP(https://niterra-air.com/faq/)