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ダイキン工業のデシカント空調|乾式除湿機 ハニードライ

目次

ダイキン工業は、デシカント空調の製品ラインナップとして高効率デシカント空調機器「ハニードライ」業務用マルチエアコン「業務用VRVシリーズ」などを展開。国内外で事業を展開し、オフィスビル、工場や大学など多彩な施設への納入実績を誇ります。

ここでは、ダイキン工業が取り扱っているデシカント空調について、製品の特徴や導入事例などを紹介します。

ダイキン工業の
デシカント空調

ハニードライの特徴

ハニードライの製品画像
画像引用元:ダイキン工業公式HP
https://www.daikin-korea.co.kr/kr/solutions/products/dry.asp

超低露点の高効率ドライエア供給

ハニードライは独自のハニカム構造除湿ローターを採用することで吸湿力を向上させています。露点+10℃~−80℃以下という極めて低い露点のドライエアを、自社の従来方式に比べて高効率で連続的に供給可能です。

精密機器の生産ラインや研究用途、医薬品・食品の乾燥工程など、温度上昇による品質劣化を避けつつ、厳密な湿度管理が求められる現場で安定した恒湿環境を実現します。

シンプル構造による
簡易な運転・メンテナンス

機構を除湿ローター、再生用加熱器、送風機の3要素に絞ったシンプル設計のため、運転操作も簡単です。駆動部が少ないことで故障リスクが低減し、乾式除湿方式のため水捨てや吸湿剤補充も必要ありません。

日常のメンテナンス工数と費用を削減でき、長期間の連続運転にも耐える高い耐久性を発揮。現場の省人化・省コスト化をサポートできます。

ハニードライの
主な仕様と性能

除湿量(kg/h)8.9~768kg/h
対応空気量(m³/min)6.5~1,300m³/min
最低到達露点(℃)-80℃
再生熱源の種類
デシカント媒体の材質シリカゲル
本体構造材の材質
サイズ2,450×750×1700mm(HPG-05の場合)

ハニードライはハニカム構造の除湿ローターを採用し、標準風量時に1.4~5.7 kg/h(コンパクト形)の除湿能力を発揮します 。−80℃以下の超低露点ドライエアを連続供給可能で、高精度な湿度管理を可能にします。

システムは駆動電動機でローターを1時間に2~15回転させ、再生用加熱器で吸湿と再生を繰り返す独自方式。吸湿剤補充やドレン排水が不要なメンテナンスフリー設計を実現しています。

ハニードライの
主な導入先と用途

公式HPに記載がありませんでした。

超低露点環境を
安定かつ高効率に供給

ダイキン工業のハニードライは、ハニカム構造除湿ローターにより、−80℃以下の超低露点ドライエアの連続供給が可能。乾式除湿方式によるシンプル構造で、ドレン排水や吸湿剤補充が不要なうえ、故障リスクも低減します。

デシカント空調が求められる現場は多岐にわたり、目的に応じて必要とされる性能も異なります。自社に適切な製品を選ぶことで、品質維持や衛生管理の向上、コスト削減にもつながります。

このメディアでは、「チルド食品の冷却包装」「有機EL製造」「冷蔵ショーケースの結露対策」3つの目的別におすすめのデシカント空調をご紹介。導入を検討している方はぜひチェックしてください。

【目的で選ぶ】
おすすめのデシカント空調3選

ダイキン工業の
基本情報

ダイキン工業は、1924年に創業、1934年に設立された空調機器の世界的リーディングカンパニーです。本社は大阪市北区にあり、国内と海外のグループネットワークを通じ、住宅用から業務用・産業用まで多彩な空調ソリューションを世界各国で提供しています。

空調事業では、住宅用ユニタリーから業務用アプライド空調ソリューション、VRV(可変流量マルチエアコン)システムまで多彩な製品を取り扱っています。

会社名ダイキン工業
設立1934年2月11日
資本金約850億3,244万円
従業員数単独7,866名、連結103,544名(2025年3月31日末時点)
事業内容空調・冷凍機/化学/油機/特機/電子システム
本社所在地大阪府大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス
TEL0120-085-022(ダイキン カスタマーセンター)
公式サイトhttps://www.daikin.co.jp/
THREE SELECTIONS
目的に応じて選ぶ
デシカント空調製品おすすめ3選
チルド食品の冷却包装
向け
カサバー
カサバー

画像引用元:株式会社ティーネットジャパン公式HP
(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/contents/products/kathabar/)

低温度帯での省エネ稼働と衛生管理

0℃付近で高い省エネ効率(乾式デシカント比約40%削減※1)を発揮し、低温環境での運用コストを大幅に削減。霜取り運転も不要なため安定した稼働が見込めます。

特殊溶液が結露・粉じんを抑え、製品トラブルを予防。除菌性(食塩水相当)により空気中の菌も除去※2し、HACCPにも対応可能です。

有機EL製造・開発環境
向け
ドライセーブSSP/SZP
ドライセーブSSP/SZP

画像引用元:株式会社西部技研公式HP
(https://seibu-giken.com/products/287/)

超低露点乾燥を実現する独自技術

機能性ハニカム構造を製造する技術と、特殊シリカゲルや合成ゼオライトを使用することにより、-90℃DPという超低露点に対応します。

クリーンブースの一体設計が可能。湿度制御の精度を高めることで、恒常的な超低湿制御が前提となる有機EL製造に対応できます。

冷蔵ショーケース結露対策
向け
カラットデシカント
カラットデシカント

画像引用元:日本特殊陶業公式HP
(https://niterra-air.com/)

営業を止めずに黒カビ・結露対策

天井埋め込み型なので店内の景観を損なわず、最短1日の夜間工事※3で設置が完了。営業への影響を抑えた導入が可能です。

独自開発の除湿素材を活用し、店内の湿度を40〜50%に保つことで、冷蔵ショーケースの曇りや結露の発生を抑えやすい空調環境を整えます。

※1 108.8kW→61.9kW 参照元:ティーネットジャパン公式HP(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/files/products_kathabar/comparison_table.pdf)
※2 実証実験による結果。測定場所:某ビール工場 測定日時:1998年7月7日 測定機器:RCSエアーサンプラー(密閉状態で測定)
参照元:ティーネットジャパン公式HP(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/contents/products/kathabar/)
※3 1台で約1日(スーパーマーケットの場合、閉店後~翌開店前まで)で設置可能。 参照元:日本特殊陶業株式会社公式HP(https://niterra-air.com/faq/)