目的に沿ったデシカント空調導入支援メディア|KARADESI » デシカント空調製造メーカー一覧 » 昭和鉄工のデシカント空調|ユニバーサルフレッシュ

昭和鉄工のデシカント空調|ユニバーサルフレッシュ

目次

ここでは、昭和鉄工が取り扱っているデシカント空調について、製品の特徴や導入事例などを紹介します。

昭和鉄工では、機器装置事業を中心に、業務用エコキュートやヒートポンプ外気処理機と並んで、独自開発のデシカント空調機器を提供。主製品として、「ユニバーサルフレッシュ」「リタンエアデシカント外気処理機ラデック」などのデシカント空調機器、業務用エコキュートやヒートポンプ外気処理機などがあります。

昭和鉄工の
デシカント空調

ユニバーサルフレッシュの特徴

ユニバーサルフレッシュの製品画像
画像引用元:昭和鉄工公式HP
https://www.showa.co.jp/product/temperature/heatpumpseries/universalfresh/

ダブル熱回収による省エネ性能

ユニット内にヒートポンプを一体化し、室内空気(リタンエア)の熱回収と全熱交換というダブル熱回収を実現しています。外気取り入れ時のエネルギーロスを低減し、業務用空調で求められる省エネ性を確保。

容量制御付きヒートポンプの適切な冷凍サイクルで運転効率を向上させ、年間を通じて省エネと快適性を追求できます。夏場も冬場も負荷の高い外気ではなく、室内の空気で熱交換するため、ヒートポンプの負担を軽減。冷暖房両面で運用コストの低減に貢献します。

コンパクト設計と多様な施設対応

全ての熱回収・冷凍機器を一体型ユニットに収めたコンパクト設計を採用。現場での据付スペースを抑えつつ、施工性を高めることで導入工期の短縮とコスト削減を実現します。

オフィスビルや公共施設、学校、工場、ホテル、倉庫など、換気量や用途に応じて型番を選択可能。用途に合わせて製品を選べるため、多種多様な建築環境に適合します。

ユニバーサルフレッシュの
主な仕様と性能

除湿量(kg/h)
対応空気量(m³/h)
最低到達露点(℃)
再生熱源の種類一体型ヒートポンプ(冷凍サイクル)
デシカント媒体の材質
本体構造材の材質
サイズ1610×1870×4018mm(CZR-4000G)

ユニット内に一体化したヒートポンプとリタンエア熱回収と全熱交換のダブル熱回収を組み合わせ、外気中の熱エネルギーを最大限に再利用することで、換気時のエネルギーロスを抑制します。

4,000~12,000m³/hの幅広い給気送風機を持ち、機外静圧は全機種350Paで統一。全熱交換能力は48.2~147.6kW、冷房性能は10.0~22.7kW、暖房性能は6.0~15.4kWを実現しながら、冷房時の消費電力は3.30~7.43kW、暖房時は2.38~5.16kWという高効率運転が可能です。コンパクト設計により、狭小スペースへの据付にも優れています。

ユニバーサルフレッシュの
主な導入先と用途

  • 食品工場
  • 物流倉庫
  • 病院

※公式HPでは、導入施設のみ記載があり、用途の記載はありませんでした。

室内空気を活かす熱交換で、
冷暖房コストを低減

ヒートポンプと全熱交換器を一体化したダブル熱回収方式により、外気導入時のエネルギーロスを低減。冷暖房の負荷を抑えながら、高効率な換気と空調を実現します。コンパクトなユニット設計で設置性にも優れ、さまざまな施設用途に柔軟に対応可能です。

デシカント空調が求められる現場は多岐にわたり、目的に応じて必要とされる性能も異なります。自社に適切な製品を選ぶことで、品質維持や衛生管理の向上、コスト削減にもつながります。

このメディアでは、「チルド食品の冷却包装」「有機EL製造」「冷蔵ショーケースの結露対策」3つの目的別におすすめのデシカント空調をご紹介。導入を検討している方はぜひチェックしてください。

【目的で選ぶ】
おすすめのデシカント空調3選

昭和鉄工の
基本情報

1883年に福岡にある極楽寺町の斎藤製作所として創業し、医療機器や放熱器の製造を経て、戦後の復興期から事業を多角化・上場企業へと発展しました。

主力事業は、「空調事業」「素形材・都市景観事業」「熱源・給湯事業」「工事・サービス事業」「特殊熱源事業」の5分野。国内は福岡、札幌などに製造拠点を展開し、営業所も各地に展開。中国大連にも合弁会社を設置するなど、グローバル展開を推進しています。

会社名昭和鉄工株式会社
設立1933年4月30日
資本金16億4,100万円
従業員数380名(連結384名)(2025年3月31日時点)
事業内容空調事業/素形材・都市景観事業/熱源・給湯事業/工事・サービス事業/特殊熱源事業
本社所在地福岡県糟屋郡宇美町宇美3351-8
TEL092-933-6390(代表)
公式サイトhttps://www.showa.co.jp/
THREE SELECTIONS
目的に応じて選ぶ
デシカント空調製品おすすめ3選
チルド食品の冷却包装
向け
カサバー
カサバー

画像引用元:株式会社ティーネットジャパン公式HP
(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/contents/products/kathabar/)

低温度帯での省エネ稼働と衛生管理

0℃付近で高い省エネ効率(乾式デシカント比約40%削減※1)を発揮し、低温環境での運用コストを大幅に削減。霜取り運転も不要なため安定した稼働が見込めます。

特殊溶液が結露・粉じんを抑え、製品トラブルを予防。除菌性(食塩水相当)により空気中の菌も除去※2し、HACCPにも対応可能です。

有機EL製造・開発環境
向け
ドライセーブSSP/SZP
ドライセーブSSP/SZP

画像引用元:株式会社西部技研公式HP
(https://seibu-giken.com/products/287/)

超低露点乾燥を実現する独自技術

機能性ハニカム構造を製造する技術と、特殊シリカゲルや合成ゼオライトを使用することにより、-90℃DPという超低露点に対応します。

クリーンブースの一体設計が可能。湿度制御の精度を高めることで、恒常的な超低湿制御が前提となる有機EL製造に対応できます。

冷蔵ショーケース結露対策
向け
カラットデシカント
カラットデシカント

画像引用元:日本特殊陶業公式HP
(https://niterra-air.com/)

営業を止めずに黒カビ・結露対策

天井埋め込み型なので店内の景観を損なわず、最短1日の夜間工事※3で設置が完了。営業への影響を抑えた導入が可能です。

独自開発の除湿素材を活用し、店内の湿度を40〜50%に保つことで、冷蔵ショーケースの曇りや結露の発生を抑えやすい空調環境を整えます。

※1 108.8kW→61.9kW 参照元:ティーネットジャパン公式HP(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/files/products_kathabar/comparison_table.pdf)
※2 実証実験による結果。測定場所:某ビール工場 測定日時:1998年7月7日 測定機器:RCSエアーサンプラー(密閉状態で測定)
参照元:ティーネットジャパン公式HP(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/contents/products/kathabar/)
※3 1台で約1日(スーパーマーケットの場合、閉店後~翌開店前まで)で設置可能。 参照元:日本特殊陶業株式会社公式HP(https://niterra-air.com/faq/)