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HACCP対応の湿度管理|デシカント空調で衛生レベル向上

目次

導入:HACCP対応、温度管理だけで万全ですか?

HACCPの導入・運用にあたり、加熱や冷却といった「温度管理」は徹底されている現場がほとんどです。しかし、もう一つの重要な指標である「湿度」の管理はどうでしょうか。

「天井からの結露による水滴落下」「床が乾かずカビが発生する」「梅雨時期に湿度が異常上昇する」といった事態は、HACCPにおける重大な危害(ハザード)要因に直結します。厳格な衛生管理が求められる中、その解決策として「デシカント空調」がなぜ注目されるのか、その理由を解説します。

デシカント空調が、従来の空調では難しかったHACCP基準の湿度管理(結露・カビ・細菌の抑制)をどのように実現するのか、その仕組みとメリットをご紹介します。

HACCP対応における「湿度管理」の3つの重要性

1. カビ・細菌の増殖抑制

多くのカビや細菌は高湿度(例:60%以上)で活発になるため、湿度を低く安定させることは微生物的危害を減らす基本です。

2. 結露の防止(汚染リスクの低減)

天井や配管からの結露(水滴)が食品に落下すれば、異物混入であり重大な汚染事故。また、床の結露は転倒リスクだけでなく、汚染区域の拡大(交差汚染)の原因にもなります。

3. 冷却効率と品質の安定

特に冷蔵・チルド帯において冷却器への霜付きを防ぎ、安定した温度管理(CCP)の維持に貢献します。

なぜ従来の空調ではHACCPの湿度管理が難しいのか?

エアコン(冷却除湿方式)には、食品工場特有の低温・高湿度環境においていくつかの弱点があります。

  • 低温環境での除湿能力不足:0℃〜10℃のチルド帯では、冷却器自体が凍結してしまうため、除湿能力が著しく低下します。
  • 精密な制御が困難:「温度は維持しつつ湿度だけを50%にする」といった独立した制御が苦手です。
  • 結露を根本的に防げない:特に搬入口や洗浄室など、外気の影響を受けやすい場所では湿度を下げきれず結露が発生しやすくなります。

デシカント空調がHACCPの課題を解決する「方法」

吸湿材が水分を直接除去するデシカント空調は、以下の方法でHACCPの課題を解決します。

解決策1:結露の根本防止

庫内の露点温度そのものを下げるため、水滴落下や床濡れのリスクを根本から絶つことが可能です。

解決策2:カビ・細菌の増殖環境を作らない

季節や外気に関わらず、通年で目標湿度(例:60%以下)を安定してキープできます。

解決策3:積極的な「除菌・除塵」

湿式デシカント空調は、吸湿溶液(塩化リチウム水溶液)が空気と接触する際、空気中の細菌や真菌(カビ)、塵埃を同時に洗浄・除去する効果が期待できます※。これは、HACCPで求められる「より高度な衛生環境の構築」に直接貢献します。

※(メディア内情報「カサバー」の※2実証実験データを引用・参照)
【KARADESI推奨】HACCP対応に最適なデシカント空調

HACCP対応、特に衛生管理と低温環境での結露防止という「目的」には、以下の製品が適しています。

推奨製品:カサバー(株式会社ティーネットジャパン)

  • HACCPに対応可能な除菌性(※):メディア掲載情報の通り、吸湿溶液による除菌効果が実証されており、空気清浄の役割も担います。
  • 低温度帯(チルド)での実績:0℃付近の低温環境での省エネ・安定稼働に強く、冷蔵・チルドエリアの結露対策に最適です。
  • 除塵による異物混入対策:空気を「洗浄」することで、現場の衛生管理レベルを向上させます。

HACCP対応の除菌性(※)を持つ
「カサバー」の製品特徴を詳しく見る

まとめ:HACCPの品質は「湿度管理」で決まる

HACCPの危害要因分析において、「湿度」は温度と同様に重要な管理項目です。従来の空調では対応が難しかった低温環境での除湿、結露防止、さらに一歩進んだ除菌・除塵まで、デシカント空調は高度な要求に応えるソリューションとなります。

自社の製造環境(温度、広さ、HACCPの管理基準)という「目的」に合わせ、最適なデシカント空調を選定することが重要です。

THREE SELECTIONS
目的に応じて選ぶ
デシカント空調製品おすすめ3選
チルド食品の冷却包装
向け
カサバー
カサバー

画像引用元:株式会社ティーネットジャパン公式HP
(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/contents/products/kathabar/)

低温度帯での省エネ稼働と衛生管理

0℃付近で高い省エネ効率(乾式デシカント比約40%削減※1)を発揮し、低温環境での運用コストを大幅に削減。霜取り運転も不要なため安定した稼働が見込めます。

特殊溶液が結露・粉じんを抑え、製品トラブルを予防。除菌性(食塩水相当)により空気中の菌も除去※2し、HACCPにも対応可能です。

有機EL製造・開発環境
向け
ドライセーブSSP/SZP
ドライセーブSSP/SZP

画像引用元:株式会社西部技研公式HP
(https://seibu-giken.com/products/287/)

超低露点乾燥を実現する独自技術

機能性ハニカム構造を製造する技術と、特殊シリカゲルや合成ゼオライトを使用することにより、-90℃DPという超低露点に対応します。

クリーンブースの一体設計が可能。湿度制御の精度を高めることで、恒常的な超低湿制御が前提となる有機EL製造に対応できます。

冷蔵ショーケース結露対策
向け
カラットデシカント
カラットデシカント

画像引用元:日本特殊陶業公式HP
(https://niterra-air.com/)

営業を止めずに黒カビ・結露対策

天井埋め込み型なので店内の景観を損なわず、最短1日の夜間工事※3で設置が完了。営業への影響を抑えた導入が可能です。

独自開発の除湿素材を活用し、店内の湿度を40〜50%に保つことで、冷蔵ショーケースの曇りや結露の発生を抑えやすい空調環境を整えます。

※1 108.8kW→61.9kW 参照元:ティーネットジャパン公式HP(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/files/products_kathabar/comparison_table.pdf)
※2 実証実験による結果。測定場所:某ビール工場 測定日時:1998年7月7日 測定機器:RCSエアーサンプラー(密閉状態で測定)
参照元:ティーネットジャパン公式HP(https://www2.tn-japan.co.jp/kathabar/contents/products/kathabar/)
※3 1台で約1日(スーパーマーケットの場合、閉店後~翌開店前まで)で設置可能。 参照元:日本特殊陶業株式会社公式HP(https://niterra-air.com/faq/)